不動産を売却する際に「少しでも高く売りたい」と誰しもが思っています。
裏を返せば「絶対に損はしたくない!」とも考えているものです。
高く売れれば、それだけ手元に残る現金が増え、生活に余裕が生まれるので当然ですね。
結論をお伝えすると「不動産が高く売れるタイミングは存在」します。
同じ物件の売却でも「タイミング」を間違えば、損をしてしまう可能性があるんです・・・
これからお伝えしていく内容を知っているかどうかで、売却での成果が間違いなく変わります。
この記事では、不動産が高く売れるタイミングについて売買仲介の経験者がご紹介。
- 相場が良いとき
- 築年数は浅い方が良!
- 所有期間が5年以上※税金の話
- 売却する時期
実践していただくと高値での売却に期待ができるので、ぜひ参考にされてください。
不動産売却のタイミングで得られる利益が激変します・・・
不動産の売却で売るタイミングを間違うと、得られる利益が確実に変わります。
不動産の価格は「株」などと同じように変動するからです。
相場が悪いときに売ってしまうと、手元に残るキャッシュは間違いなく激減します・・・
以下は、日本経済新聞社が作成した「不動産価格指数と日経平均株価を合わせたグラフ」です。
まず、不動産、株価ともに同じような動きをしていることがわかります。
さらに具体的に見ると以下の通りです。
- 1990年 バブル崩壊後に急激に下落
- 2008年 リーマンショック後に下落
- 2013年 日銀による金融緩和決定後に上昇
株は、同じ銘柄でも売却するタイミングで価格は変動します。
「安く買って、高く売る」のが儲けるための鉄則ですね。
上記は、不動産についても同様なのです。
ですから、不動産価格の市況が良いときに売却すればそれだけ高く売れます。
逆に、不況時に売ってしまうと価格は下がってしまうのです。
当然に、手元に残ってくるお金に違いが出てきます。
ちなみに、本記事を執筆している2021年12月現在は、不動産(特にマンション)、株価ともにバブル期水準まで戻ってきています。
つまりは、市場が活発で相場が良い時期だと言えるのです。
そのため「売却をしようかなぁ」と考えている人には、これ以上ない絶好のチャンスだと言えます。
この先の未来も「同様に上がり続けるのか?」は、神様にしか解らないですからね。
さらにお伝えすると、不動産は株と異なり、1年の中でも価格が顕著に高くなるシーズンが存在します。
詳しくは次の章で解説するので、気になる人はこのまま読み進めてください。
不動産売却で狙うべき4つのタイミング【高額スピード売却】
ここでは、不動産を高く売るのに適したタイミングをお伝えします。
狙うべきは下記「4つのタイミング」です。
- 相場が良いとき
- 築年数は浅い方が良!
- 所有期間が5年以上※税金の話
- 売却する時期
前章で紹介したハイシーズンに関する情報は【4】売却する時期をご覧ください。
相場が良いとき
不動産を高く売りたいのであれば、相場が良い時期での売却は必須です。
前章でお伝えしたように、同じ不動産でも市況によって価格が天と地ほどに変わるからです。
下記は、国土交通省が発表している「不動産価格指数(住宅)」のグラフ↓。
繰り返しになりますが、2013年以降、住宅の価格は上がり続けています。
※本記事を執筆している2021年12月現在、大きな値崩れは起きていません。
特にマンションの価格上昇は凄まじい勢いです。
金額が上昇し続けている間はまさに売り時。
現に、私の周りでも2020年に自宅マンションを売却した人が「新築時よりも高く売れた!」なんて話をよく聞きます。
不動産の相場に関しては、いったん悪化に転じると、元の水準に戻るまでに10年程度かかると言われます。
ですから、1円でも高く売りたいのであれば、必ず相場が上昇しているタイミングを利用しましょう。
築年数は浅い方が良!
少しでも高く売却したいとき、築年数が浅いタイミングが有利です。
マンション・戸建てともに、築年数が経つほど価値が下落します。
そのため、基本的には「来年よりも今年の方が高く売れる」と考えましょう。
以下、国土交通省の資料です。↓
戸建てはマンションよりも価値の目減りが早く、20年が経過すると価値は10%ほどになります。
マンションに関しても、年々徐々に下降していることが見て取れます。
つまり、不動産の売却は、築年数で考えると「1年でも早く売る」のが正解なんです。
もし、時期は決めていないけど「いつかは売却したい」と考えている人は、可能な限り早い段階(=今)での売却を検討しましょう。
そうすれば、手元に残るお金が増える可能性がグンと高くなりますよ。
所有期間が5年以上※税金の話
不動産を売却して利益が出ると税金の支払いが必要です。
この場合、売却する年の1月1日時点での所有期間が「5年以上」か「5年未満か」で、課せられる税率が変わります。
具体的に所有期間が5年以下なら「短期譲渡所得」、5年を超えると「長期譲渡所得」の税率がそれぞれに適用されるんです。
【短期譲渡所得と長期譲渡所得の比較】
区分 | 所得税率 | 住民税率 | 復興特別所得税※1 | 合計 |
---|---|---|---|---|
短期譲渡所得 | 30% | 9% | 0.63% | 39.63% |
長期譲渡所得 | 15% | 5% | 0.315% | 20.315% |
※1・・・2037年12月31日まで課税されます。
短期譲渡所得だと、利益の約40%を税金として納めなければならず、長期譲渡所得だと半分で済みます。
ですから、所有期間が4年の人は「売却するタイミングを考える必要がある」のです。
ちなみに「所有期間の考え方」には注意してください。
期間のカウントは、単純な所有期間ではなく「売却した年の1月1日時点を基準に5年を超えるか否か」で判断します。
ここは、間違いやすいのでしっかりと押さえておきましょう。
さらに、売却する不動産がマイホームの場合には、税金の優遇を受けられるケースがあります。
詳しくは、以下の記事にまとめていますので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
売却する時期
不動産の売却は「時期を選ぶだけで売却価格がアップする」ことがあります。
それが繁忙期である「2月」と「3月」なのですが、この時期は1年で最も取引が活発になるんです。
そのため、多少強気の価格設定でスタートしても、他の時期と比べて成約する確率に期待ができます。
物件を「高く」&「早急に」売りたければ「1月下旬頃」から売却活動をスタートするのがベストです。
経験談ですが、繁忙期での売却は、それまで全く売れなかった物件がすぐに決まるほど取引が活発になります。
そのため、少なくとも12月頃に査定依頼をしておくと、年が明けてからスムーズに売却活動に入れます。
どうしても「夏」に売りたいのであれば、夏休み期間中で物件を探している人が多い「8月」がおすすめです。
不動産売却の絶好のタイミング見極めるたった1つの方法
ここまで「不動産を少しでも高く売るための4つのタイミング」についてお伝えしました。
しかし、実際のところ「いつ売るのが良いのか?」については、「エリア」や「物件の状況」など売却物件によってタイミングが異なるのも事実。
ですから、絶好のタイミングで少しでも高く売れるようにアドバイスをしてくれる「担当者」を見つけることが大切なんです。
信頼できる担当者には「根拠ある売却時期を示してくれる提案力」や「査定額以上のチャレンジ価格で売ってくれる営業力」などのスキルがあります。
上記のような担当者であれば、売主(=あなた)は何も心配せずに、ただ売って来てくれるのを待っていればいいのです。
そのため「担当者選び」には時間をかけて十二分にこだわってほしいです。
優秀な担当者を探すのにベストな方法が「一括査定サイト」を利用すること。
一括査定サイトを使えば、一度で複数社に売却の依頼ができ、信頼できる担当者を見つけやすいです。
繰り返しになりますが、「優秀な担当者に任せること」は、安心かつ高値での売却に必須の条件です。
ちなみに、当サイトでは、不動産一括査定サイトを実際に使ってみた体験談をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
あなたに最適な不動産一括査定サイトの選び方【初めての査定ならコレ!】
優秀な担当者を見つけるために欠かせない「一括査定サイト」にもいくつかの種類が存在します。
それぞれに特徴が異なっていて、依頼する物件によって選択するのが正解です。
しかし、不動産の売却が初めてだと、どのような違いがあり「どのサイトを使えば良いのか?」いまいちピンとこないですよね。
一つ一つのサイトを見るのも面倒です・・・
そんな人は「HOME4U」を選んでおけば間違いありません。
「HOME4U」には、初めての人でも安心できる以下のような特徴があるからです。↓
- 東証一部上場の「NTTデータグループ」が運営
- 加盟店数は「全国1500社以上」
- 「日本初」の一括査定サイト
- 「20年以上」の運営実績
- 「パトロール制度」により悪徳業者を排除
- 「Pマーク取得」で個人情報漏洩のリスクが低い
- 評判や口コミが良い(悪い口コミが少ない)
HOME4Uは、一括査定サイトの中で「定番のサイト」と位置付けられています。
「日本初」の一括査定サイトであり、20年以上の実績があるんです。
利用者数も多く「選んでおけば失敗はない」という安心感のある一括査定サイトだと言えます。
実際に当サイトの管理人も「HOME4U」を利用して、不動産を高く売却しているんです。
その体験をまとめた記事もあるので、ぜひチェックしてみてください。
【まとめ】不動産売却のタイミングを見極めて”最大利益”を得よう!
不動産は、売却するタイミングで確実に得られる利益が変わります。
株などと同じように「景気」や「相場」によって価格が変動するからです。
また、1年の間でも「2月」や「3月」などの繁忙期になると、価格がアップしやすい特徴もあります。
ですから、「少しでも高く売りたい!」と考えるのであれば、相場がよい時期の「2月」や「3月」に売るのがベストです。
一方で、「エリア」や「物件の状況」によっては、すぐに売った方が良いケースもあります。
要は、1つ1つ条件が異なる物件に合わせて、最適な売り時を見つけることが重要なのです。
上記を実現されるためには、経験があり、考え方がしっかりとしている担当者に依頼するのが大切だと言えます。
もし、「どうやって優秀な担当者を探せばいいかわからない」と思っているなら、『一括査定サイト』を利用がオススメです。
一括査定サイトを使えば一度で複数社に相談できるので、信頼できる担当者を見つけやすいですよ。
実際にサイトの編集長も、売却に際し一括査定サイトを利用して「担当者の信頼性」をチェックした結果、190万円も高く売却できています。
また、以下の記事では日本にある一括査定サイトを全て検証し、「本当に使うべき不動産一括査定サイト」を比較しています。
ぜひ、あなたに最適な一括査定サイトを選んでみてください。
あなたに適した「会社」や「担当者」を見つけて、高値での売却を目指しましょう!