不動産業者の口コミサイトはやらせレビューや、サクラがいてあまり信用出来ませんが、国のデータは信用出来ます。
口コミサイトと違って、隠すことも誤魔化すことも出来ないからです。
元不動産屋の私だからこそ知っている、国のデータを活動してヤバい不動産業者を見抜く検索方法をお伝えします。
より詳しく調べたい人向けに口コミサイトの活用方法も併せてご紹介します。
ヤバい悪徳不動産業者を見抜く4つの方法
ヤバい悪徳業者を見抜く4つの方法をご紹介します。
法律違反をしている最もヤバい業者なので、確実に避けましょう。
②厚生労働省のブラック企業検索から悪徳業者を見抜く
嘘の口コミを回避しながら活用する方法をお伝えします。
④転職サイトから見抜く
①国土交通省ネガティブ検索で行政処分業者を見抜く
国土交通省のサイトから、5年以内に行政処分を受けた不動産業者を検索出来ます。
業務上の法律違反を犯した業者がこのサイトに掲載されます。ここに出てくる業者は必ず避けましょう。
気になっている不動産業者の名前を打ち込んで検索してみてください。
↑のように、行政処分を受けた業者が出てきます。
概要をクリックすると、行政処分処分の詳細な理由も閲覧可能です。
オススメの検索方法(東京以外)
オススメの検索方法は、都道府県別で検索する方法です。(東京都を除く)
正直、国土交通省のサイトで検索しても出てくる業者は全国で300件もありません。
行政処分される程悪質な業者は少なく、ほとんどが東京に集中しています。
【指定なし検索(全国検索)の結果】245件
【「東京都」指定の検索結果】173件
行政処分を受けた業者の約7割が東京に集中していることがわかります。
ただし、一部の都道府県は国土交通省の検索にはヒットせず、各自治体の公式サイトに掲載されています。
下記一覧から各自治体のページを確認してください。
※クリックすると各自治体の行政処分業者の公開ページに移動します。
※記事執筆時点で山梨県はデータなし。過去5年間で行政処分されていないと思われます。
②厚生労働省のブラック企業検索から悪徳業者を見抜く
厚生労働省が委託している「非営利一般社団法人 安全衛生優良企業マーク推進機構」のサイトからブラック企業が検索可能です。
具体的には、労働基準法に違反した企業を検索出来るサイトになります。
↑のように、日付、違反法条、事案概要、企業名等閲覧可能です。
ブラック企業の不動産屋を避けたほうが良い理由
ブラック企業は労働基準法に違反してでも利益を優先している企業です。
と思うかも知れませんが、法律違反を犯してでも利益を優先している企業なので、私達ユーザよりもお金を優先される可能があります。
上司から
といった圧力を受けていたり、
↑のように正しいリスクまで説明せず、客が損するのをわかっていて契約を進める不動産業者も存在するのが現実です。
不動産屋が千三つ屋と言われている理由はここにあります。
オススメの検索方法
優ジロウホワイト・ブラック企業検索において、オススメの検索方法は2つです。
・都道府県検索
企業名検索
具体的な企業名がわかっている時は、シンプルにこの2つの設定だけで検索することをオススメします。
都道府県別検索
お住まいの都道府県や、対象物件がある都道府県から調べたい場合はこの方法がオススメです。
ただし、不動産以外の業界も出てきてしまうので目で確認していく必要があります。
時間がかかるので、丁寧に調べたい人向けです。
【注意点】業種の絞り込みは機能していないので使用しない
絞り込み条件の中に「業種で絞り込むにはこちらをクリック」という項目があり、不動産産業で絞り込むことが可能です。
しかし、実際のところこの絞り込み検索は機能しておらず、ほとんどの企業が「未記載」に所属しています。
「不動産産業」で絞り込むと結果が0件になってしまうため、この機能は使用しないでください。
③転職口コミサイトで労働者のリアルな口コミから見抜く
ここからはより詳しく悪徳業者を調べたい人向けの見抜き方になります。
転職会議とキャリコネを利用してブラック企業を見抜く
転職口コミサイトは“まだバレてないけど労働基準法違反寸前”なブラック企業を調べるのに役立ちます。
ブラック企業を最も嫌うのは転職を考えている労働者です。
転職口コミサイトはその企業に対するリアルな口コミが記載されており、「○○課の課長と新人が不倫してた」といった赤裸々な口コミまである程です。苦笑
どちらのサイトも無料で利用可能ですが、
・有料会員(980円)は全て閲覧可能
・登録時の記入事項が多く面倒
という性質があります。
多少の手間を掛けて無料で見るか、980円払ってサクっと見ちゃうかの2択ですね。
厚生労働省関連サイトの「優ジロウホワイト・ブラック企業検索」は、労働基準法に違反した業者なのに対し、転職口コミサイトは“まだバレてないけど労働基準法違反寸前”なブラック企業を調べることが可能です。
④グーグルマップの口コミから悪徳業者を見抜く
グーグルマップは上手く活用すればリアルな評価を知るのに役立ちます。
よっぽどのことがない限り口コミを削除出来ない仕様なのでリアルな評価を知ることが可能です。
某飲食店レビューサイトがお金を貰って評価操作している疑惑が過去にあったように、口コミサイトが内部的にどのような操作をしているか、私達は知る術がなく信用出来ません。
その点、グーグルマップは削除が難しいため嘘を見抜く方法を知っていれば真っ当な口コミを知ることが出来ます。
グーグルマップの活用方法を解説します。
・高評価レビューは信用せず、低評価レビューを見る
・オレンジバッジ付きのレビュワーを見る
高評価レビューは信用せず、低評価レビューを見る
基本的に☆5評価はヤラセやサクラが多いので信用せず、低評価レビューを見ましょう。
↑グーグルマップではこの不正なやり方が横行しています。
実際に私も某不動産屋で
といったやりとりをしたことがあります。
プレゼントに釣られてヤラセレビューに加担しない気をつけましょう。
↑の画像のように、400件を超えるレビューなのに4.8も評価されているなんてありえません。
テレビやメディア等で何度も取り上げられている東京駅にある超有名ラーメンですら評価が4.1です。
低い評価を見る方法
ヤラセレビューが多い業者でも、口コミ一覧から「低い評価順」を選択すると低い評価を閲覧可能です。
低い評価をわざわざ書く人は、よっぽど不快な想いをした人達です。
なので、かなりリアルで詳細な口コミが多く参考になります。
レビュー件数の多い投稿者を見る
・レビュー件数が少ない人はヤラセレビュワーの可能性大
・ローカルガイドのバッジ有無の確認
・件数多くても不動産業者にしかレビューしてない人は怪しい
レビュー件数が少ない人はヤラセレビュワーの可能性大
サクラレビューの特徴は、レビュワーの口コミ件数が圧倒的に少ないことです。
ほとんどが1件のみで、10件を超えるレビュワーほぼいません。
ローカルガイドのバッジ有無の確認
グーグルマップで頻繁にレビューを投稿している人達はグーグルの「ローカルガイド」という制度でオレンジバッジが付けられています。
「ローカルガイド」の制度のおかけで、レビュワー自体も評価される体制が整っています。
ローカルガイドの評価が高いレビュワーのほうが信用度は高く、オレンジバッジなしで1、2件しかレビューしてない人達は不動産業者側からお願いされてレビューしてる可能性が高いです。
件数が多くても不動産業者にしかレビューしてない人は怪しい
グーグルマップ上からレビュワーをクリックすると、レビュワーが過去のどんな口コミを投稿したか確認出来ます。
普通の人は不動産業者なんて頻繁に利用しないはずです。
にも関わらず、不動産業者にのみ大量にレビューしているレビュワーも存在します。
こういったレビュワーはお金を貰って良いレビューをしていたり、ライバル業者にわざと悪い評価を付けていたりする悪質なレビュワーです。
・低評価に絞って見る
・ヤラセレビューとヤラセレビュワーを信用しない
【おまけ】不動産業者の口コミサイト「いえらぶ」は参考程度に
「いえらぶ」は不動産業者の口コミサイトとしては定番です。
ただし、ここまで話してきた通り、私達に口コミ操作の真偽を確かめる術はありません。
参考程度に留めておきましょう。
【楽チン対策】業者を監視しているNTTデータグループのサイトを利用する
悪徳業者にひっかからない対策として、NTTデータグループが運営するHOME4Uを利用すると楽チンです。
超大手企業がHOME4Uという不動産関連のサービスを行っており、提携している業者を徹底的に監視・排除しています。
引用元:HOME4U公式サイト
公式サイトで「悪徳業者を徹底的に排除!」と記載しているのに、実際利用してみて
なんて事態が起これば、NTTデータグループの信用に関わります。
とても厳しい審査が行われているため、私達が必死に色々調べるよりもNTTデータグループの厳しいフィルタを利用したほうが賢いし楽チンです。
不動産に関連するサービスのほとんどを行っているので、以下の公式サイトであなたのニーズにあった公式サイトを無料で利用してみてください。
【借りたい】
【貸したい】
【買いたい】
【売りたい】
【建てたい】
【土地活用したい】
【まとめ】大企業に頼る&念の為自分でも調べよう
個人が出来る範囲には限界があります。
それに対し、大企業が出来る範囲はとてつもなく大きい。
NTTデータグループの不動産関連サービス「HOME4U」は悪徳業者を徹底監視・排除しているので入口はここから始めましょう。
だからといって100%全て信用するのは危ないので、念の為自分でも調べてみることをオススメします。
また、業者とすでに関わってる人は自分で調べるか、業者の乗り換えを検討しましょう。
と思って徹底的に調べるよりも、乗り換えちゃったほうが楽ですからね。
不動産業者はたくさんいるので、ストレスを感じているならさっさと無料で乗り換えちゃうほうが賢いです。