「不動産査定してもらったのに断らなければならない」のは気が引けますよね。
特に親切してもらった担当者が相手ならなおさらです。
そうでなくても、断った瞬間に「しつこい業者」に化けることもありますから、慎重になるのも無理はありません。
私(編集長)も、初めて不動産を査定したときは同じ不安を感じていました。
しかし、今では躊躇なく断ることができています。
それは「正しい断り方」を知っているからです。
お断りした不動産会社も気持ちよく手を引いてくれます。
この記事では、不動産査定後の「正しい断り方」について、経験を元に紹介していきます。
【事例あり】不動産査定後の断り方は「メール」でOK
査定後、不動産会社にお断りするときは、基本的に「メール」で大丈夫です。
査定段階、特に「机上査定」で会わずに査定結果をもらった場合は、その担当者がどんな人か、まだわからないからです。
仮に相手が常識のない担当者だった場合、訪問や電話をしようものなら、しつこい引き止め営業をされるかもしれません。
そういったリスクを少しでも回避するためにも、査定の段階では「メール」のみで行います。
メールなら、しつこくされる心配はないですからね。
査定後にメールで断る場合は、以下の事例参考に文章を作ってみてください。
【売却をやめる場合】
※ポイントは、「他でも売り出さない」と伝えること。業者からしたら他に取られるのが嫌だから。
【他社で売却依頼する場合】
※ポイントは、「締結した」と完了形で伝えること。こうなると業者としては、もう手出しできない。
上記は、実際に私(編集長)が使っている文章です。
これを送った時、担当者も気持ちよく受け入れてくれました。↓
このように、メールでもしっかり理由を述べて断れば、しつこく付きまとわれたり、トラブルになったりすることはありません。
ただし、ある程度親しくなっている担当者なら、会ってお断りした方が心象は良いです。
担当者が近隣の不動産会社なら尚更で、今回は縁がなくても、今後別件でお世話になるかもしれません。
誠意をもって断っておいた方が、そういった時に気持ちよく協力してくれるでしょう。
不動産査定後の断り方でやってはいけない3つのこと
不動産査定後の断り方として、やってはいけないことが3つあります。
- 音信不通
- 曖昧なままにする
- 嘘をつく
【1】音信不通(無視・放置)
1つ目は「音信不通」です。
査定をしてもらったにも関わらず、今後どうするのか伝えずにそのままに放置するのは、不動産会社に対して失礼です。
担当者にとって、査定書作成は「タダ働き」。
「それが仕事なんだから仕方ない」と言ってしまえばそれまでですが、やはり「自分が提案したことに対する答えが欲しい」と思うのは、人の感情として当然ですよね。
にも関わらず、音信不通にされてしまうと、いくら良心的な担当者でも良くは思いません。
しつこくするつもりはなくても、「ちょっと突いてやろう」と思ってしまっても、仕方がないです。
担当者がしつこくなる原因を作っているのは、「顧客側の態度」である場合も少なくありません。
自分が嫌な思いをしないためにも、査定後の「音信不通」は避けるべきです。
【2】曖昧なままにする(濁す・検討中)
2つ目は「曖昧なままにする」です。
査定後、「売却依頼するかしないか検討中です」という状態でその場を濁し続けるのも、お互いにとって不利益しかありません。
担当者からしたら、「今の提案が良いのか悪いのか」がわからなければ、次の提案ができないからです。
提案ができなければ、「どうでしょうか?」と聞き続けるしかありません。
それが顧客側にとっては「しつこい」と感じるのかもしれませんが、さすがにそれでは担当者もかわいそうです。
お互いに嫌な感情を持ち続けることになり、どちらにとってもメリットがありません。
本当にどうするか悩んでいるなら、それを正直に伝えた方がいいです。
「他の不動産会社にも査定を行っているので、終わったらこちらから連絡します」と伝えれば、担当者もそこまでしつこくしてきません。
「いつまでに」という期間も提示できれば、さらに良いです。
仮にその期間の前に連絡してきたら、その時初めて「しつこい担当者」と断定できます。
査定後は、濁さずに「現状をはっきり伝える」ことが、お互いにとってストレスがありません。
【3】嘘をつく
3つ目は「嘘をつく」です。
基本的に、嘘をついてもバレるので、最終的には顧客側が不利になります。
よくある嘘は、他業者で売却するのに「売却をやめました」という嘘です。
しかし、他業者で売却する場合、「レインズ」という業者専用サイトに物件情報が載ります。
嘘をつかれた業者も常にそのサイトを見ているので、一発で嘘がバレてしまいます。
嘘がバレて、業者から詰められても、何の文句も言えません。
嘘をつくくらいなら、「他業者へ売却依頼します」と正直に伝えた方が良いです。
断ってもしつこい不動産会社はどうする?
査定後、「断っているのに営業がしつこい」という場合は、しかるべき機関に相談しましょう。
「しつこい」と思われる行為は、宅地建物取引業法に違反しているため、国土交通省や各都道府県の所管課などの監督官庁に相談すれば、適切な指導をしてもらえます。
引用元:e-Gov法令検索「宅地建物取引業法」
悪質なものなら、行政処分を求めることも可能です。
また、「消費者庁」にも相談できるので参考まで。
引用元:消費者庁「問合せ、相談先一覧」
とはいえ、そもそもは「しつこい業者=常識のない悪徳業者」へ査定を依頼しなければ、あなたが嫌な思いをすることはありません。
良心的で常識のある担当者に査定依頼すれば、こちらが失礼な態度を取らない限り、断ってもしつこく付きまとうことはしないからです。
なので、「断っても気持ちよく引いてくれる良心的な不動産会社へ査定すること」が根本的な回避方法だと言えます。
よって、これから査定を依頼する場合は、次の章も読んでみてください。
良心的な不動産会社が多い一括査定サイトとは?
常識があり、知識も経験も豊富な不動産会社だけに査定できれば、断ることがあっても怖くないですよね。
そういった不動産会社が、顧客の嫌がる行為をするとは考えにくいからです。
でも、そのような不動産会社を見つけるのが難しいからこそ、悩んでいる人が多いのも事実。
悪質な業者ほど、「良い業者のフリ」をしますから、不動産売買初心者にとっては、見極めるのが尚のこと難しくなります。
しかし、優秀な不動産会社を高確率で見つけられる方法があります。
その方法とは、「HOME4U」という一括査定サイトを使うことです。
当編集部では、今までに30以上の一括査定サイトを検証してきました。(以下の記事が証拠です)
その中でも、HOME4Uは「20年以上」も厳しい提携審査と提携後のパトロールを行っており、「不動産会社の質が高い」ことがわかっています。
実際に、何度もHOME4Uを使っていますが、担当者とのやりとりで不快な思いをしたことがありません。
ほとんどの担当者が丁寧な接客を行ってくれました。
つまり、HOME4Uを使えば、「悪徳業者に捕まる可能性」を大幅に軽減できるのです。
イコール、断っても嫌がらせをされるリスクは限りなく少ない。
不動産売却を安全に済ませたいと思っているなら、まずは「HOME4U」から使っておくことをオススメします。
【まとめ】不動産査定後に断る場合はメールで誠実に!
不動産査定後の断り方は、基本的に「メール」で大丈夫です。
査定段階では、担当者がどんな人かまだわからない状態だからです。
もし担当者が常識のない人だった場合、断った瞬間にしつこい営業をしてくる可能性があります。
メールのみで断るのは気が引けるかもしれませんが、まずは自分の身を守ることを考えましょう。
もちろん、ある程度コミュニケーションを取っていて、親しい中になっているなら、できる限り面前で断ったほうがいいです。
その方が、後々別の機会でお世話になることがあった場合、気持ちよく協力してくれます。
今現在、「断ったのにしつこく営業してくる」と悩んでいるなら、しかるべき機関に相談を。
相談先は本文中で紹介しています。
そして、「これから査定を行う」という場合は、査定前の段階から「お断り後のトラブル」を未然に防ぐことができます。
それは、「良心的な不動産会社を見極めて査定依頼する」こと。
常識のある不動産会社なら、査定後に断ってもしつこく付きまとう行為はしません。
本文中でも私(編集長)の事例を紹介したように、気持ちよく引いてくれます。
では、そういった良心的な不動産会社はどうやって見つければ良いのか?
その方法として、当編集部では「HOME4U」の利用を推奨しています。
HOME4Uは、日本初の一括査定サービスで「20年以上」の実績があるサイト。
提携審査も厳しく、提携後も不動産会社を監視する「パトロール制度」を導入しています。
なので、「不動産会社の質」に関しては、業界の中で最も高いと言っても過言ではありません。
実際に、私も売却のたびに使っていますが、業者とのやりとりで一回も嫌な思いをしたことがありません。
「不動産会社とトラブルになるリスクを減らしておきたい」と思うなら、まずはHOME4Uから使っておくべきです。
また、当編集部では、日本にある一括査定サイトを全て検証し、「本当に使うべき不動産一括査定サイト」を比較しています。
この記事を読めば、あなたに最適な一括査定サイトが見つかります。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
不動産売却アカデミー編集部一同