不動産を売却するときに「1社だけにお願いするのか。複数の会社から意見を聞く(セカンドオピニオン)のか?」ってすごく悩みますね。
1社だけにお願いをしても「その情報が正しいかどうかの判断が難しい」ですし、もし選択を誤れば100万円単位の大きな損をしてしまう恐れがあるので、本当に注意したいところです。
一方で、「大手の会社に任せるから心配ない」や「どこの会社に査定を依頼をしても一緒でしょ?」という気持ちがあるのも理解できます。
結論をお伝えすると、不動産売却で失敗したくなければ「セカンドオピニオンは必須」です。
不動産売却では、「会社(担当者)」を比較して優秀なパートナーを見つけることが、「高額売却」や「スピード売却」への近道となります。
逆に言うと、適当にパートナーを選んでしまえば、担当者のミスでトラブルに発展したり、最悪は得られるはずだった数百万円もの売却益を取り損ねる可能性もあります。
詳しくは本文で紹介していきます。
この記事では「不動産売却でセカンドオピニオンが重要な理由」を解説しつつ、「最も効率的に比較検討できる方法」についてもお伝えします。
ぜひ、最後まで読んでいただき、高額売却を実現させてくださいね。
セカンドオピニオンの意味とは?
セカンドオピニオンとは、主に医療の現場で使われる言葉で「主治医とは別の医師に意見を求めること」を指します。
言い換えると「第二の意見」や「客観的な見解」を求めることです。
医療の知識が乏しい患者が、1人のドクターの診察だけで重要な意思決定をするのにはリスクがあります。
命にかかわるような病気であれば尚更です。
なので、主治医以外のドクターから「客観的な見解(セカンドオピニオン)」をもらい自らの不安を解消させることが大切なんです。
そうすることで、初めて正しい判断(選択)が可能になります。
つまり、1つの情報だと「信用」できるかが不明なので「複数の情報を聞いた後に正しい意思決定をする」というのが、セカンドオピニオンの趣旨です。
この「セカンドオピニオン」の考え方は、近年、不動産売却の業界でも取り入れられてきています。
不動産売却におけるセカンドオピニオンとは?【受け方は?】
「一括査定サイト」とは、その名の通り「一度に複数の会社に査定を依頼できるサイト」です。
不動産売却でもセカンドオピニオンが重要視される昨今、利用する人が増えてきています。
「一括査定サイト」が最も優れているのは、複数の「会社(担当者)」と「査定額」を簡単に比較ができる点。
利用する「サイト」や「エリア」にも寄りますが、たった一度の手続きで「最大6社」を一気に比べることが可能です。
正直なお話をすると、不動産売却で失敗したくなければ「査定の段階で複数の会社から情報を得るのが全て」だと断言できます。
複数の「査定書」や「担当者」を比べないことには「相場」や「相性」がわかりません。
仮に1社だけの査定だと、その価格が相場に対して「高いのか?低いのか?」を判断するのが難しいんです。(プロでも)
上記のような「査定は1社だけで良いのか?」問題は、「大手」や「中小」など会社規模は関係ないことを知っておいてください。
その点、一括査定サイトを利用すれば、自然と「セカンドオピニオン」を受けられる状況を作れます。
ちなみに、当サイトには「日本にある一括査定の全32サイト」をわかりやすく比較した記事があります。
それぞれのサイトで特徴が変わるため、必ずチェックしてみてください。
不動産売却でセカンドオピニオンを受けるメリットデメリット
ここでは、不動産売却でセカンドオピニオンを受ける「メリット」と「デメリット」について紹介します。
まず、メリットに関しては「複数の査定書を比較できる = 売却で失敗しにくい」ことです。
繰り返しになりますが、不動産売却で査定内容の比較は超重要です。
比較をすると、以下のような良いことがあります。
- 安売りしないで済む
- 高すぎて売れない状況を回避
- 担当者を比べられる
- 知識が増えるので安心できる
相場よりもはるかに高い価格で売却をはじめても、思うように売れないケースがほとんどです。
たまに、媒介契約が欲しいため相場よりも高い金額で査定報告をしてくる会社がありますが、そんな会社には騙されてはいけません。
「査定価格 = 売却価格」ではないことを知っておくことが何より大事です。
そのためにもセカンドオピニオン(= 一括査定サイト)を利用して、上記のような失敗のリスクを防ぎましょう。
一方で、セカンドオピニオンを受けるのにデメリットがあるとすれば「時間」や「手間」がかかること。
一度に複数の会社とやり取りをしなければいけないので、大変に思う人がいるかもしれません。
もし、たくさんの会社とやり取りするのに不安がある人は、「メールでやり取り」&「机上査定」を希望すれば問題は解決します。
メールでやり取りは、自分のタイミングで返信できますし、記録にも残せるのでいざという時も安心です。
「机上査定」については、下記の記事に詳しくまとめていますので確認をお願いします。
不動産売却でセカンドオピニオンを受ける際の3つの疑問点
ここでは、不動産売却でセカンドオピニオンを受けるときに「疑問点」や「気になる点」について解説します。
以下3点についてわかりやすくお伝えしていきます。
- 他の不動産会社にバレても大丈夫ですか?
- セカンドオピニオンを受けるタイミングは?
- セカンドオピニオンには費用がかかりますか?
【1】他の不動産会社にバレても大丈夫ですか?
査定をする際に「他の会社にも同時にお願いしていいの(バレてもいい)?」と気になる方がいます。
結論は、全くもって問題ありません。
査定を行う会社のほとんどは「常に他の会社と競合することを想定している」からです。
経験上の話になりますが「査定を1社だけで終わらせるの方が珍しい」と言えます。
最低でも「2~3社」に依頼する人の方が多いですし、一般的です。
ですから、依頼を受ける会社側は「常にライバル会社がいて当たり前」だと思っています。
なので、業者に対して変に隠す必要はありません。
なんだったら「良い査定報告」や「売却までの戦略」を提案してもらえるように業者間で競ってもらうくらいの感覚で問題ありませんよ。
【2】セカンドオピニオンを受けるタイミングは?
不動産売却でセカンドオピニオンを受けるベストなタイミングは「売却をスタートする前」の一択です。
具体的には、「あなたに売却をお願いします」という「媒介契約」を1社と結ぶ前まで、です。
売却をスタートさせた後に「価格」や「販売会社」をコロコロと変えると、販売が長期化するリスクが高まります。
以前「物件がなかなか売れなくて困っている」という売主さんからの売却依頼を受けたことがあります。
その方は「別業者で半年前から戸建ての売却を始めたにも関わらず、見学が5件しかなく問い合わせも全くない」と話をされていたんです。
よくよく話を聞くと「査定したのはその業者1社のみ」で、しかも「査定価格が相場よりも800万円ほど高かった」ことが判明しました。
結局、上記のの物件は相場よりも150万円ほど低い金額での成約になりました。
もし、売却前にセカンドオピニオンを受けていたら、相場通りで売れていた可能性は十分にあった物件でした。
それを怠ったことで、「150万円ものお金」と「6ヶ月の労力」を失ってしまったのです。
いったん売り出しを始めてしまうと、物件の情報の鮮度は日に日に落ちていきます。
ですから、いかに早く成約させられるのか「時間との勝負」になるのです。
早期売却のためには、査定の段階で万全の準備をしておく必要があります。
セカンドオピニオンも、その準備のタイミングで行うのがベストだと言えるのです。
【3】セカンドオピニオンには費用がかかりますか?
セカンドオピニオンとしてオススメした「一括査定サイト」に関しては、利用料はかからず完全無料。
不動産を売却する際は「仲介手数料」が必要ですが、この費用は成功報酬なので「売ってくれた会社=1社だけ」に支払えばそれでOKです。
つまり、一括査定サイトに支払う費用は一切ありません。
【まとめ】セカンドオピニオを受けて悔いのない不動産売却を!
不動産売却で失敗したくないと思うなら、セカンドオピニオンの利用は必須です。
不動産売却で最も重要なのが「比較」すること。
「査定額」や「会社(担当者)」を比べないことには、その情報が正しいかの判断できないからです。
逆に言うと、時間をかけてしっかりと比較すれば、確実に売却で失敗するリスクを減らせます。
不動産売却でのセカンドオピニオンは、一括査定サイトがベスト。
「一括査定サイト」は無料で使え、複数の「会社(担当者)」と「査定額」を簡単に比較できます。
なので、本文中の例でも挙げた「1社だけに任せた結果、150万円損をした・・・」みたいな失敗を回避できます。
実際に当サイトの編集長も、売却前に一括査定サイトを利用して「複数社の査定」を比較検討した結果、190万円も高く売却できています。
また、以下の記事では日本にある一括査定サイト(32サイト)を全て検証し、「本当に使うべき不動産一括査定サイト」を比較しています。
あなたに最適な一括査定サイトが見つかります。
あなたに適した「会社」や「担当者」を見つけて、高値での売却を目指しましょう!